いとうせいこうさん(52)
が、1997年『去勢訓練』太田出版以来
16年ぶりの小説として出された
が、この度芥川賞候補として選出されましたー
( ゚Д゚ノノ☆パチパチパチパチ
いとうせいこうさんと言えば、俳優、小説家、タレント、
作詞家、ラッパー、ベランダーとして幅広く活動するクリエイターさんです
最近ではTV「シルシルミシル」でチェリーボーイってイジラレキャラをやってますよね♪
その他にももいろクローバーZの『5 The POWER』の作詞も担当されていらっしゃいます。
さて肝心の「想像ラジオ」のカンタンな内容ですが
あの大竹まことさんも大絶賛されたそうです!
先の震災をテーマとした、
生者と死者の新たな関係を描き出した心に深く響く物語
津波にさらわれて限りなく死に近づいている男が
同じ状況にある人々を対象にラジオDJを始める…
- ”あなたの想像力が電波であり、マイクであり、スタジオであり、電波塔であり、つまり僕の声そのものなんです“
- ”全国の、この世にとどまっている魂魄(こんぱく)に向けて最高の放送をぶちかまします“・・
- ”本当は悲しみが電波なのかもしれないし、悲しみがマイクであり、スタジオであり、今みんなに聴こえている僕の声そのものかもしれない“
生きている人は死者の声が聴こえない
死者もまた生きている人に声を届けられない
それを補完する想像ラジオ…
会話文で構成されているので、普段小説を読まない人にも
とっつきやすい内容になっています
震災がテーマでまだ触れることも難しいかたもいらっしゃるかと思いますが
語り継ぐこと、思いを馳せること、寄り添うこと
そんなことが大切だと思う時、この本が何かの役にたつかもしれません
是非ご一読を
その他の芥川賞候補
戌井 昭人(41)「すっぽん心中」
鶴川 健吉(31)「すなまわり」
藤野 可織(33)「爪と目」
山下 澄人(47)「砂漠ダンス」